関西名門校インタビュー 洛星中学・高等学校 第2回|受験情報サイト インターエデュ・ドットコム

◆洛星中学・高等学校インタビュー 第2回

人の痛みに気づく人、学ぶ楽しさを知る人 キリスト教カトリック精神に基づく“全人教育”

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「キリスト教カトリック精神に基づく“全人教育”」を目標に掲げ、創立60周年を迎えた男子校、洛星中学・高等学校。「身体と心の居場所」を作ることを重視し、授業、クラブ活動、行事などさまざまな場面で、生徒一人ひとりが活躍できるステージを用意し、生徒の自主性をはぐくんでいる。また、中高一貫ならではの特色ある教育や進路指導でこれまでに高い進学実績を残している。同校ならではの生徒の自主性を育成するプログラムはどのようなものなのか。また、特色ある教育とは何か。阿南孝也校長に話をうかがった。

阿南 孝也 校長 阿南 孝也 校長
1954年7月28日 京都市生
1973年 大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎卒
1977年 京都大学工学部資源工学科卒
1980年 同大学院修士課程修了
大阪府の公立中学校を経て
1982年 洛星中学・高等学校教諭(数学科)
2004年 同校校長就任 現在に至る

【第2回】さまざまな能力を伸ばす場としての行事 『本物』に触れる機会を

エデュ:ほかには「さまざまな能力を伸ばす場」としてどのようなものが挙げられるでしょうか?

阿南校長:キリスト教に基づいて教育を行っている学校ですので、宗教行事も大切にしています。生徒たちが自主的に行う特徴的な行事としては12月23日に行われる「クリスマス・タブロー」があります。

「クリスマス・タブロー」とは、フランスで昔からある劇です。聖書に基づいて進行するのですが、キャストは全く動きません。まるで一枚の絵のように動きを止めたまま、音楽や朗読とともに進行していくユニークな劇です。

この劇は、短期間で仕上げるのが特徴で、その期間は試験が終わってからたったの1週間しかありません。希望者を募り、集まった生徒たちは役割を分担し、劇を創り上げていきます。短期間で仕上げるには、来年のリーダーが今年のリーダーに張り付いて来年の全体図を把握することがポイントになるのです。これが伝統となり、さらにOBの手伝いもあって、短期間でレベルの高い劇に仕上がります。

クリスマス・タブロー  クリスマス・タブロー

エデュ:行事も重要な教育活動として位置付けている印象ですが、ほかにも特徴的な行事はありますか?

創立記念ミサ

阿南校長:
学校の創立記念日は、休日という学校もありますが、本校では皆でお祝いしようということから全校生徒が集まってミサを行います。
また、特別講演会と題しまして、京都大学の総長ですとか、ノーベル賞受賞者など著名な方を招いて講演会を開いています。

また、生徒たちに「本物」に触れてもらいたいという思いから、2年に1度、古典芸能の鑑賞会を開いています。中1・2年は、狂言、高2・3年は能を、それぞれ能楽堂に出向いて鑑賞します。中3・高1は南座で歌舞伎を観ます。

ほかには、中学3年で命についての学習があるのですが、以前は赤ちゃんの人形を使って指導していたのですが、現在では近くの児童館の協力を得て、赤ちゃんとそのお母さんと触れ合う機会を作っています。子育ての素晴らしさや大変さを通して、命の素晴らしさについて考えるきっかけになってほしいと思いますし、将来、父親になったときの父親の役割についても考えてほしいと願っています。

⇒第3回「中学受験はゴールではない。入学してからの楽しさを目標に」

洛星中学・高等学校
洛星中学・高等学校
所在地 〒603-8342 京都市北区小松原南町33番地
最寄駅 JR円町駅
TEL 075-466-0001
URL http://www.rakusei.ac.jp/

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