◆灘中学校・灘高等学校インタビュー 第3回
inter-edu's eye
関西のみならず、今や日本を代表する進学校、灘中学・高等学校。東京大学への合格者数は常にトップクラスを誇るが、その裏側には、私学ならではの建学の精神や人間形成の教育がベースにあった。平成19年に併設型中学校・高等学校として届け出て、名実ともに中高6年完全一貫教育を行っている。さらに新校舎も完成する予定だ。時代を読み取り、ますます進化を遂げていく同校の魅力に迫った。
【第3回】入学後の成長に期待 好奇心を持って、チャレンジしよう!
エデュ:新校舎が来年3月に完成予定ですが、どのような校舎になるのでしょうか?
和田校長:一つは、柔道場を含む建物が新しくなります。あとは、職員室です。今までは、中学棟の中にあり、高校と距離感があったのですが、今回の工事で中学と高校の真ん中に作ることができました。非常に連携もとれスムーズになると思います。また、従来の2.5倍もの広さの図書館の新設や理科系の実験室の更新もあり、新しい時代の教育環境が整うものと楽しみにしています。
エデュ:灘中に入りたいと思う受験生はたくさんいるかと思いますが、どのような生徒を求めていますか?
和田校長:灘中・灘高に入るのが最終目標ではないですが、入ってから尚、生徒たちは輝きを見せているので、いろいろなことに好奇心を持って、チャレンジし、頑張る。こういう人に来てほしいですね。受験勉強だけが楽しみで、それ以外のことに興味がなかったら、入学してから苦労するかもしれません。
中学受験などは、自主的に勉強するにはまだまだ難しい時期かもしれません。自主的に勉強するのは、入学してからでも遅くはありません。何でも興味を持って取り組める学生が入ってくれればと思っています。
エデュ:最後に受験を考えている保護者にメッセージをお願いします。
和田校長:中学受験では、12年間育てた親御さんが、どのような学校が家での教育方針と合っているかをはっきりと見極めないといけないと思います。説明会でも話していることですが、お互いのミスマッチにならないようにしたいですね。子どもたちに適した学校選びをしてください。
ありがとうございました!
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