◆成学社インタビュー 第1回

inter-edu's eye
創立30周年を迎える成学社は、大阪府を中心とした近畿圏を中心に事業を展開。
「開成教育セミナー」「個別指導学院フリーステップ」を主力ブランドとするほか、大阪府吹田市に「エール進学教室」、大阪府高槻市・茨木市を中心に「京大セミナー」のブランド名で学習塾を運営している。昨年からは東京での教室展開を開始。
多角的に事業を拡大している代表取締役社長の太田明弘氏に開業のきっかけや今後の教育について話をうかがった。
【第1回】「可能性を開いて、成功に導く」塾開業の歴史

インターエデュ(以下、エデュ):開業するきっかけを教えてください。
私自身が常々思うことは、塾教育は日本の民主主義の成果であるということです。子どもたちの将来に直結する教育を担うのが学習塾。そのことに対し国からの規制もなければ報告する義務もない。これだけの自由度があるのは歴史的な信頼性があってこそだと思います。
古くは、寺子屋のころから子どもたちは塾で学んでいた。だから江戸時代の日本人の識字率は高い。そして、ずっと明治から今日まで塾教育は町の中で受け継がれてきました。塾の教育によって鍛えられ、立派な学者や政治家になった人もたくさんいます。これが塾教育に対して深い関心を持った理由です。
塾教育と学校教育は似て非なるものです。塾は、教職免許がなくても教えることができますし、学歴も問いません。しかしながら、指導成果を上げなければ経営は成り立ちません。つまり、市場原理によって鍛えられるわけです。この点も非常に興味深い点です。
エデュ:最初から塾の経営を始めたのですか?
いえ、初めは塾講師です。大学生のころ、塾の講師になって、生徒の面倒を見ているうちに、自分一人の人生を棒に振ってもいいという覚悟で、塾の講師を続けました。
そして、下町に塾を開きました。最初は、社会運動の一環のつもりで始めました。同じ公立中学校の学区内にありながら世帯収入の少ないエリアでは平均学力が低いという現実がありました。どの公立中学校でも言えることですが、教育の平等、機会均等の精神に照らして大きな教育格差の問題があります。それで、あえて下町エリアで塾を始め、格差是正に努めたいと思いました。大変苦労しましたが、楽しかったです。たくさん塾生が集まるようになり「奇跡だ」とも言われましたが。無我夢中で続けていたので、あっという間に30年経った気がしています。
エデュ:「開成教育セミナー」という塾名の由来は何ですか?
私が子どものころ、交通事故に遭いまして、命を救ってもらった病院の名前が元々の由来です。ただ「開成」という漢字は、「可能性を開いて、成功に導く」教育に徹底しようという思いから付けました。
⇒第2回「塾を経営していくうえでの信念」
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