◆洛南高等学校附属中学校インタビュー 第3回
inter-edu's eye
全国屈指の進学校として知られる洛南高等学校附属中学校。最難関校が多く集まる近畿においても確固たる存在感のある進学校だが、同校の魅力はそれだけではない。学校を単なる通過点にしない、生徒と教師が一緒になってエネルギッシュに過ごす学生生活のその先にあるものとは?洛南高等学校附属中学校・青木純孝校長に話を伺った。
青木 純孝 校長 | |
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大学卒業後、洛南高等学校教諭 高等学校生徒部長、同校附属中学校副校長を経て2011年4月より、洛南高等学校附属中学校 校長。 |
【第3回】勉強も学校行事も真剣そのもの!
生徒と教員が一緒になって盛り上げる学生生活
エデュ:学習面以外での魅力はありますか?
青木校長:クラスみんなで何かをやろうといった意識が高いです。
たとえば、合唱祭や弁論大会、英語スピーキングコンテストなど。特に体育祭が見ものです。とてもエネルギッシュな体育祭ですよ。応援に気合いが入っており、『応援団長をした人は第一志望を通る』というジンクスがあります(笑)昨年も女性の応援団長で、社会に出ても活躍するような統率で見事でした。
ボランティアも積極的で、毎年高校生と一緒に東寺の境内で募金活動をしています。この募金活動は、50年前生徒会を中心に生徒が始めた企画で、実は私もその時のメンバーです。感慨深いですね。洛南はやり始めたらとことんやりますから、これからも続いていきますよ。
本校では、勉強や入試結果を別立てでは考えていません。
生徒達がどれだけエネルギーを燃やして自分の力をもてるか、その結果が、歴代の進学結果に繋がったと思っております。
生徒が自主的に行うことも多いですが、教師も一緒になってやるのが好きなんですよ。
自らのその輪に入り「一緒にやるぞー!」という雰囲気で、勉強も学校行事も真剣そのものです。
エデュ:保護者の方が洛南高等学校附属中学校に求めているものはどういった部分にあるとお考えでしょうか?
青木校長:進学の結果、これはもちろん大切なことだと思います。
ただそれだけではなく、子供たちが人間としてどんな人生を作っていけるのか。勉強だけに追われた中学生生活・高校生活ではなく、どれだけ子供たちが学校生活を楽しんだか、ということに関心を持たれる保護者の方が多くなってきたように思います。
勉強を疎かにすると言う意味ではなく、充実感のある学生生活にしてほしいと。保護者のクラブに対しての応援もかなり熱が入っていますね。
◇受験生へのメッセージ
青木校長:学びたいと思っている人は、どんな方でも受け入れていきたいと思っています。ただ、勉強をやらされていると思っている子は、入学されてもかなり苦労をすると思います。勉強だけの子もそうですね。
やはり、人が生きる様々なことにどれだけエネルギッシュになれるか。将来を自らの力で牽引していくような、そういった人材を育てたいと思っています。
ありがとうございました!
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